凍りつく窓:生活と芸術
このたびCAGE GALLERYは、1月22日(火)から「凍りつく窓:生活と芸術」を開催致します。
会期中は、澤田華、鹿野震一郎、武田雄介の3人の作家が、CAGE GALLERYと周辺にある「窓」を使用しながら、入れ替わるように作品を発表します。
キュレーションは、これまで「新しいルーブ・ゴールドバーグ・マシーン」(KAYOKOYUKI・駒込倉庫、東京)や「太陽光と…」(テラス計画、札幌)などを企画してきた飯岡陸。本展覧会では、CAGE GALLERYそのもの、そしてギャラリー周辺を題材に、制度としての展示と鑑賞の再発明が目論まれています。飯岡はCAGE GALLERYによって生まれた周辺環境の磁場をすくい取り、キュレーションに組み入れようとします。作家たちの作品は、街とイメージの関係の解釈として提示されるでしょう。
窓から窓へと乗り移るように開催される本展覧会を、是非この機会にご覧下さい。
展示概要
「凍りつく窓:生活と芸術」(キュレーション: 飯岡陸)
会期: 2019年1月22日(火) – 3月31日(日)
点灯時間: 11:00 – 20:00 ※1期のみ展示は12:00-20:00となります
会場: CAGE GALLERY
協力:Satoko Oe Contemporary
*ギャラリー向かいのHender Scheme「スキマ」内にハンドアウトを設置
1期: 澤田華 1月22日(火) – 2月17日(日)
2期: 鹿野震一郎 2月19日(火) – 3月10日(日)
3期: 武田雄介 3月12日(火) – 3月31日(日)
本展覧会は、第11回恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」地域連携プログラムです。
https://www.yebizo.com/jp/program/detail/2019-09-05
澤田華 Hana Sawada
1990年京都府生まれ。2016年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。写真/映像メディアを扱い「フィクション」と「分析/考察」という異質な要素からなる作品を制作している。これまでの主な展覧会に「見えないボールの跳ねる音」(Gallery PARC|京都|2018)、「showcase #7 “写真とスキャン PHOTO & SCAN”」(eN arts|京都|2018)、「1floor2017 “合目的的不毛論”」(神戸アートビレッジセンター|兵庫|2017)、「未来の途中の星座‐美術・工芸・デザインの新鋭9人展」(京都工業繊維大学 美術工芸資料館|京都|2017)など。受賞歴に「第40回写真新世紀」優秀賞。
鹿野震一郎 Shinichiro Kano
1982年生まれ。2007年名古屋造形芸術大学芸術学部美術科洋画コース卒業。キャンバス上で現実を組みかえるかのような手つきで、サイコロやトランプ、フィギュアなどをモチーフにした絵画作品に制作している。主な展覧会に「5 days for a flash (year-end)」 (Satoko Oe Contemporary、2018)、「Jump Over the Flagpole」(switch point、2018)、「絵画の在りか」(オペラシティアートギャラリー、2014)「Mono No Aware. Beauty of Things. Japanese Contemporary Art」 (エルミタージュ美術館、2013年)「ダイチュウショー 最近の抽象」 (府中市美術館市民ギャラリー、2013年)など。
武田雄介 Yusuke Takeda
1985年広島県生まれ。2014年金沢美術工芸大学大学院博士後期課程修了。写真、映像、絵画、立体などのメディアを使い、鳥の巣のように複数のイメージを抱え込んだインスタレーション作品を制作する。近年の主な展覧会に「Taipei perception(臺北感知)」(Treasure Hill Artist Village、2018)、「void」(MORI YU GALLERY KYOTO、2018)「アペルト06 武田雄介」(金沢21世紀美術館、2018年)「Inscription」(芸宿、2017)doubles vol.1「すくなくともいまは、目の前の街が利用するためにある」(WAITINGROOM、2015年)「VOCA展2015 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、2015年)など。
飯岡陸 Riku Iioka
1992年生まれ。東京藝術大学美術学部卒業、横浜国立大学都市イノベーション学府修了。主な企画に、2016年「新しいルーブ・ゴールドバーグ・マシーン」(KAYOKOYUKI・駒込倉庫、東京)、2017年「太陽光と…」(テラス計画、札幌)、「渡邊庸平:猫の肌理、雲が裏返る光」(駒込倉庫、東京)など。
澤田華《57 のプレビューおよび目下のシーン》2019
Hana Sawada, 57 previews and the current scene, 2019