product videograph
CAGE GALLERYは、4月20日(土)からHender Scheme(エンダースキーマ)「product videograph」を開催します。
本展は、Hender SchemeのwebサイトやSNSアカウントで公開されている映像コンテンツを素材に、新たに編集、制作されたビデオ・インスタレーションです。白い空間の中、プロダクトがそのデザインや用途に準じながら淡々とループするこの映像は、Hender Schemeの物撮り写真(白背景に斜め・横・俯瞰のアングルで撮られたプロダクト)がそのまま動き出したかのような、固定アングルによる定点観測的フォーマットによって独特のユーモアと質感を作り出します。「動く物撮り」とも呼ぶべきこのシリーズは、特殊撮影によるアナログ技法とデジタル編集処理によって、毎シーズン新たな表現が実験的に試みられ、そのバリエーションを増やしています。
本展では、2014年頃から現在まで公開されてきたアーカイブを同一画面上に並べることで、各映像がループしながらも次第に移り変わり、SNSなどのオンラインメディアとは異なる映像経験へ置き換えられています。
Hender Schemeによる「product videograph」を、是非この機会にご覧下さい。
展示概要
Hender Scheme「product videograph」
会期: 2019年4月20日(土) – 6月9日(日)
上映時間: 12:00 – 20:00
会場: CAGE GALLERY
映像:竹内邦晶
ハンドアウト:*ギャラリー向かいのHender Scheme「スキマ」内
Hender Scheme
身体的、生物学的に性差を示すセックスに対して、ジェンダーとは、社会的、文化的な性差を意味する。HenderScheme(エンダースキーマ)ではセックスによる性差を尊重しながらも、身なりにおいてジェンダーを介することなく、人間の経験や環境によって構造化されたジェンダースキーマを超越した概念を提唱する。
Hender Scheme《product videograph》2019